多様な性格をもった外部空間は生活空間を結ぶ

庭の種類は多様で、屋外、半屋外と空間も多様名表情を見せる。
外部と内部が明確に分離された西洋と庭と異なり、
日本の場合は屋外と屋内との境界を曖昧にした中間領域といった空間を介して屋内外が一体化する。
さらには「借景」という優れた概念があり、遠方の景色までをも連続させてしまう宇宙観は世界に誇るべき概念である。

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●主庭
主として、鑑賞を目的とした庭であったり、居間や食事室の延長であったり、心の充足感を高める外部空間です。 敷地に余裕がある場合は、前者と後者が別々に計画する場合がありますが、一般的には、日本の土地事情もあって後者が圧倒 的に多いようです。  
最近では、ガーデニングブームの影響で、この場所にウッドデッキテラスを設けて、だんらんの場として庭を活用することが 多く、外部の居間といった性格が顕著です。

●前庭
門から玄関までのアプローチであり、街並みに対する住環境の表情を決定付ける空間です。
この空間に限っては、動線が長い ほうが空間に奥行きが生まれ、住空間全体が豊かになります。
また、ガレージをこの場所に設けるケースが多いので、日照、通風はもちろん、全体的な雰囲気を配慮して計画を行うことが重要です。

●中庭・坪庭
都市化が進む中で、周辺の建物の密度が高くプライバシーの確保が困難な場合等に活用させる空間です。 都市住宅の中のオアシスであり、心の充足感を提供することはもちろんですが、採光、通風上においても、非常に役に立つ空間です。  
最近では、浴室の傍に設けて屋外空間として楽しむケースが、良く見られます。  

●裏庭(サービスヤード)
台所、ユーティリティーと通用門との連絡部に設けられた家事空間のひとつです。
屋根をかけるケースが多く、半屋外的な場所として利用されます。
物干、ゴミ置場、自転車置場、漬物置場、食材置場等利用形態 は様々ですが、敷地に余裕があれば、是非とも欲しい空間です。

●通り庭
京の町家等に見られる特徴的な屋内庭で、土間であり、中庭から裏庭を結ぶ通路であり、サービスヤードであったり、台所であったりという多様な生活空間であると同時に、空間そのものが空調装置としても機能している。

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※外部空間の演出法 -3へ続く



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