社寺仏閣の大きな魅力の一つ
大きな屋根の曲線の美しさ
これは円弧の曲線ではなく、縄の両端を持って斜めに垂らした時の曲線で、“縄だるみ”といわれ、
現代では吊り橋でおなじみの“カテナリー曲線/懸垂曲線”と称されています。
文献によっては“サイクロイド曲線/最速降下曲線”と表現されたものもあります。
“最速降下曲線”使って造った屋根は上部にいくほど急勾配になり、雨水の流れに勢いがつき、水は早く流れ落ちるので屋根の下部は緩い勾配となるという機能的な説明がしやすいので、そういう説が生まれたのだと推測されますが、平安時代の棟梁が数式やcadを使えるわけはありませんから、縄を垂らして見出した曲線である“カテナリー曲線/懸垂曲線”が正しいのだと考えるほうが自然だと思います。
いずれの説であっても、それぞれの曲線が近似していることから雨水の流れにおいて効果的であることは疑う余地がありません。
自然に生まれる曲線を使ったことから“縄だるみ”の屋根が社寺仏閣の尊厳と風格を演出しつつも自然と融合しているのです。

※写真はJR東海HPより

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これは円弧の曲線ではなく、縄の両端を持って斜めに垂らした時の曲線で、“縄だるみ”といわれ、
現代では吊り橋でおなじみの“カテナリー曲線/懸垂曲線”と称されています。
文献によっては“サイクロイド曲線/最速降下曲線”と表現されたものもあります。
“最速降下曲線”使って造った屋根は上部にいくほど急勾配になり、雨水の流れに勢いがつき、水は早く流れ落ちるので屋根の下部は緩い勾配となるという機能的な説明がしやすいので、そういう説が生まれたのだと推測されますが、平安時代の棟梁が数式やcadを使えるわけはありませんから、縄を垂らして見出した曲線である“カテナリー曲線/懸垂曲線”が正しいのだと考えるほうが自然だと思います。
いずれの説であっても、それぞれの曲線が近似していることから雨水の流れにおいて効果的であることは疑う余地がありません。
自然に生まれる曲線を使ったことから“縄だるみ”の屋根が社寺仏閣の尊厳と風格を演出しつつも自然と融合しているのです。

※写真はJR東海HPより

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