「どんな建築を創りたいのですか?」とクライアントさんに聞かれたことがあります。
『境界の曖昧な連続した空間です。』と答えました。
自分の仕事を振り返ってみて、
外と内という対立概念を常に考えていたように思います。
壁で外を遮断するケースもあれば
屋外の樹木を屋根にするように外と融合するケースもあります。
ただ、木立という恵まれた環境に立地しているために
周囲のプライバシーが確保できるから成立したカタチです。
都市部の場合は、どうしても防犯性やプライバシーを確保する必要があるために
「中庭」という選択をするケースが自分の中では増えているように思います。
外から守られているから、内を解放できるといった側面と
愛犬等と自由に生活できるように外部へ迷惑をかけないようにするといった側面もあります。
そして、今手掛けているのが、コンセプトモデルのように中庭に対してオープンな空間構成を形成しつつも、中庭がピロティーを経由して前庭へ連続していくことで、外なのか内なのかという境界を曖昧なものにしていこうと試みています。
中庭:周囲を内部空間で囲まれた外部
ピロティ:内部空間が屋根となる外部
前庭:オープンな外部
そんな多様な外部が絡み合う空間に都市居住の可能性を感じている次第です。
■ranking:設計・建築家
■ranking:愛犬家住宅・愛猫家住宅
■ranking:山口ブログ
『境界の曖昧な連続した空間です。』と答えました。
自分の仕事を振り返ってみて、
外と内という対立概念を常に考えていたように思います。
壁で外を遮断するケースもあれば
屋外の樹木を屋根にするように外と融合するケースもあります。
ただ、木立という恵まれた環境に立地しているために
周囲のプライバシーが確保できるから成立したカタチです。
都市部の場合は、どうしても防犯性やプライバシーを確保する必要があるために
「中庭」という選択をするケースが自分の中では増えているように思います。
外から守られているから、内を解放できるといった側面と
愛犬等と自由に生活できるように外部へ迷惑をかけないようにするといった側面もあります。
そして、今手掛けているのが、コンセプトモデルのように中庭に対してオープンな空間構成を形成しつつも、中庭がピロティーを経由して前庭へ連続していくことで、外なのか内なのかという境界を曖昧なものにしていこうと試みています。
中庭:周囲を内部空間で囲まれた外部
ピロティ:内部空間が屋根となる外部
前庭:オープンな外部
そんな多様な外部が絡み合う空間に都市居住の可能性を感じている次第です。
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