私の設計している愛犬家住宅「スロープの家シリーズ」ではスロープの勾配を1/8としています。
つまり1m昇ぼるのに8mの水平距離を必要とする勾配です。

建築基準法では「階段に代わる斜路」の勾配を1/8以下と定めていますので、法令を遵守した勾配でもあるのです。
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スロープといえば福祉の世界で定着してきましたが、手動の車椅子では1/12〜1/15が一般的です。
しかし、土地価格の高騰している都市部に建つ一般的な住宅でそれを確保するのはなかなか困難ですので、電動車椅子でも昇降可能な勾配である1/8ならば、もし将来的に必要になったとしても対応可能であるということから、この1/8勾配を選択しています。

実際に昇降してみると、
普段の生活では使われないスネやフクラハギの筋肉が鍛えられることに気づきます。
これは高齢になっても歩行時につまづき難くなるトレーニングにもなるので、
「愛犬のためのスロープ」は実は「人のためのスロープ」にもなっているように思います。

そして忘れてはならないポイントである掃除のしやすさですが、ロボット掃除機はこの勾配を苦にすることなく掃除してくれます。

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