スロープの勾配は建築基準法で下記のように定められています。

建築基準法施行令第26条(階段に代わる傾斜路)
1項 階段に代わる傾斜路、次の各号に定めるところによらなければならい。
   1号 勾配は、1/8をこえないこと。


垂直距離1mを登るのに8mの水平距離が必要になるということです。
一般的な住宅で考えると、1階分を登るのに約23mの水平距離が必要になります。

階段に比べ多くの面積を必要とするスロープの家を計画する場合は
それなりの敷地面積が必要となるわけです。

今回の敷地は約37坪
スロープの家ではミニマムな敷地面積だと思います。

そこでクライアントさんの要望を反映したプランを作してみると
居室の面積に比べ、通路(スロープ)の比率が高いプランになってしまいました。
スローププラン


一般的な階段・ゆったり階段・スロープでの勾配を比較すると下図のようになります。
勾配比較

ゆったり階段で作成したプランの場合
階段プラン

プロープ案に比べ、居室の面積が広めに確保できました。



そして、クライアントさんへのプレゼンテーション!


「先生はどちらがいいと思われますか?」とのクライアントさんからの問いに対して
「部屋の面積は少なくなるけれども、スロープの案で行きたい!」と答えました。

すると
クライアントさんがお二人とも即答で
「私たちもスロープの家が夢だったので、そちらで進めたい」とのこと

コンセプトを明確にしていると、双方の共通理念としてプロジェクトを進めることができることを今回も感じることができました。




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